Microsoft 365 CopilotとChatGPT、会社で使うならどう違う|「中で動く」か「窓口になる」か

こんな人向け:会社でCopilotとChatGPTのどちらを導入するか(または両方か)を検討している人

情報確認:2026年8月30日 料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。 当サイトでは料金情報を90日ごとに再確認する運用にしています(確認方針)。

結論:こんな人にはこのAI

こんな人選ぶなら理由
Excel・Word・Outlook中心の業務を効率化したいMicrosoft 365 Copilotアプリの中で直接動き、コピー&貼り付けの往復がなくなる
今日から個人・チームで試したいChatGPT無料で始められ、法人契約前の検証がしやすい
Microsoft 365を契約していないChatGPTCopilotはMicrosoft 365法人プランの契約が前提

比較表:どれが自分に合うか

Microsoft 365 CopilotとChatGPT、会社で使うならどう違う|「中で動く」か「窓口になる」か の比較表
ツール向いている人導入難易度利用者規模無料プラン料金
Microsoft 365 Copilotすでに Microsoft 365 を全社導入している企業管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業なしプラン数は要確認無料プランなし料金公開
ChatGPTまずAIを業務で試したい会社員すぐ使える個人 / チーム / 中小企業 / 大企業無料プランあり複数プラン無料プランあり一部料金公開

料金・機能は変動します。契約前に必ず各公式サイトで最新の条件をご確認ください。 評価の付け方は評価基準に掲載しています。

業務のどの工程を任せられるか

  1. 1アカウント・ログイン管理
  2. 2定型依頼の一次対応
  3. 3社内情報の検索
  4. 4AI利用の統制・監査
ツールアカウント・ログイン管理定型依頼の一次対応社内情報の検索AI利用の統制・監査
Microsoft 365 Copilot記載なし記載なし対応対応
ChatGPT記載なし記載なし記載なし記載なし

情シスの負担を減らす製品には、問い合わせを引き受けるものと、アカウントやAI利用を統制するものがあります。「一次対応」と「統制」は別の工程として分けて検討します。

「記載なし」は「できない」という意味ではありません。 提供元の公表情報で確認できた工程だけに「対応」を付けています (このカテゴリでは 2 製品中 1 製品を確認済み)。 記載のない工程は各公式サイトでご確認ください(確認方針)。

優劣ではなく「形」が違う

CopilotとChatGPT、どちらが優れているか。この問いの立て方だと答えが出ません。会社で使う場合、2つは導入の形からして別物だからです。

一言でいうと、Copilotはいつものアプリの中で動くAI、ChatGPTは独立した相談窓口です。

Copilot:既存環境に「足す」AI

Microsoft 365 Copilot は単体では契約できません。Microsoft 365 / Office 365 の法人プランが前提で、その上にアドオンとして載ります。

この構造の利点は、Excel・Word・Outlook の中で直接AIが動くことです。表の分析をExcelの画面のまま頼み、メールの下書きをOutlookの中で作る。AIとアプリの間でコピー&貼り付けを往復する手間が消えます。管理の面でも、既存のMicrosoftアカウント基盤・情報統制にそのまま乗り、プロンプトや社内データを基盤モデルの学習に使わないことが明記されています。

制約も同じ構造から来ます。個人の判断では今日から始められません。 契約は管理者経由で、展開は情シスの仕事になります。また料金は改定・プロモーションの影響を受けやすい領域なので、この記事では金額を書きません。現在の表示はCopilotの詳細ページ(確認日付き)と公式サイトで確認してください。

ChatGPT:独立した「窓口」として立つAI

ChatGPT は逆で、何の前提もなく始められます。無料プランがあり、個人が今日試せて、チームでの検証もしやすい。文章作成・要約・Excelの相談まで、1つの窓口に何でも持ち込めるのが持ち味です。

会社として配る場合は Business / Enterprise が法人向けの条件(学習利用なしの明記、EnterpriseでのSAML SSO・SCIM対応)を持ちます。既存のオフィス基盤と独立しているため、Microsoft 365 の会社でも Google の会社でも同じように導入できます。

制約は Copilot の裏返しです。アプリの中には入り込まないので、Wordの文書を直したければ、内容をChatGPTに持ち込んで、結果を持ち帰る往復が残ります。

判断の分かれ目は3つ

1. Microsoft 365を契約しているか。 していなければ Copilot は選択肢自体が立ちません。ここで検討が終わる会社も多いはずです。

2. 業務の中心がOfficeファイルか。 1日の大半をExcel・Word・Outlookの中で過ごす部門ほどCopilotの「中で動く」価値が効きます。逆にブラウザ中心・多様なツールを行き来する働き方なら、独立窓口のほうが素直です。

3. 試してから決めたいか。 ChatGPTは無料で検証を始められます。Copilotは契約・展開が先に来るため、試す前に稟議が要る。検証のしやすさは導入の速さに直結します。

まとめ

  • Copilot = 既存のMicrosoft 365の中で動く。管理は既存基盤に乗るが、始めるのに情シスと契約が要る
  • ChatGPT = 独立した窓口。今日試せるが、アプリとの往復は残る
  • 分かれ目は「M365契約の有無」「Officeファイル中心か」「先に試したいか」
  • どちらも法人プランで学習利用なしを明記。個人プランの流用は別の話

2製品の法人要件を並べた表は下のカードから、全社導入の考え方は会社に配る生成AIの選び方で扱っています。

各ツールの向き・不向き

Microsoft 365 Copilot

Microsoft

Excel・Word・Outlookの中で直接使え、コピー&貼り付けの往復をなくす

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
なし
料金
公式の料金ページの表示は Microsoft 365 Copilot Business(単体アドオン)年払い月あたり2,698円 — **2026年7月1日〜12月31日のプロモーション価格で、通常価格は3,148円** — 月払いは3,778円 / Business Standard + Copilot 年払い月あたり3,523円(月払い4,228円)/ Business Premium + Copilot 年払い月あたり4,797円(月払い5,756円)。エンタープライズ向けの Microsoft 365 Copilot アドオンは年払い月あたり4,497円(月払い4,722円)。いずれも1ユーザー・税抜。Microsoft 365 / Office 365 法人プランの契約が前提公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • すでに Microsoft 365 を全社導入している企業
  • Excel・Word 中心の業務が多い部門
  • 既存のアカウント管理・情報統制に乗せたい組織

こんな人には向かない

  • 個人の判断だけで今日から始めたい(Microsoft 365 の契約が前提)
  • 1ユーザーあたりの単価を抑えたい
  • 複雑な処理まで任せたい(数式は外部AIで作るほうが早い場合がある)

公式サイトで最新の料金を確認するMicrosoft 365 Copilot の公式サイトが開きます

Microsoft 365 Copilot の詳細(料金・法人要件・向き不向き)Microsoft 365 Copilot の代替

ChatGPT

OpenAI

文章作成・要約・Excelの相談を1つの窓口で片づける

導入難易度
すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
利用者規模
個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
無料プラン
無料プランあり
料金
Free 無料 / Go(金額は公式料金ページの本文で確認できず)/ Plus 月額20ドル / Pro 月額200ドル / Business 1ユーザー月額25ドル(年払いなら20ドル・最低2ユーザー)/ Enterprise は要問い合わせ。2026年8月23日の 1ドル=158.965円 で換算すると Plus 約3,179円、Pro 約31,793円、Business 約3,974円(年払い約3,179円)。実際の請求額は決済時の為替と販売経路で変わる公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • まずAIを業務で試したい会社員
  • 社内に展開する際、日本語の解説が多いほうがよい
  • 定型でない作業の相談相手が欲しい

こんな人には向かない

  • 音声の文字起こしを前提とした業務フローに単体で組み込みたい
  • 出力の確認工程を省きたい

無料プランで使い勝手を確認するChatGPT の公式サイトが開きます

ChatGPT の詳細(料金・法人要件・向き不向き)ChatGPT の代替

よくある質問

両方導入する会社はありますか?
役割が違うため、併用自体は矛盾しません。Officeファイルの編集はCopilot、自由な相談・下書きはChatGPTという分担です。ただし1ユーザーあたりの費用は二重になるため、全社員に両方ではなく、部門や職種で分ける設計が現実的です。
性能はどちらが上ですか?
当サイトでは断定しません。基盤モデルの更新で状況が入れ替わるうえ、業務での使い勝手は「どのアプリの中で使えるか」の影響が大きいためです。自社の実際の業務ファイルで試すことが、どの比較記事より確実です。

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