会社に配る生成AIの選び方|既存基盤・データの扱い・管理機能で候補は絞れる

こんな人向け:全社または部門単位で生成AIの導入を検討している情シス・経営企画・DX担当

情報確認:2026年8月30日 料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。 当サイトでは料金情報を90日ごとに再確認する運用にしています(確認方針)。

結論:こんな人にはこのAI

こんな人選ぶなら理由
Microsoft 365を全社で使っているMicrosoft 365 Copilot既存のアカウント管理・情報統制にそのまま乗る。学習利用なしも明記
Google Workspaceを全社で使っているGemini(Google Workspace)Workspaceの契約・管理コンソールの延長で管理できる
オフィス基盤に依存せず選びたいChatGPT Business / Claude Team単体契約で始められ、法人プランで学習利用なし・SSOに対応
国内サービス・国内データ処理を条件にしたいChatSense / エクサベース AI など国内勢国内提供元で、学習利用の遮断を明記。エクサベースは国内サーバー処理を明記

比較表:どれが自分に合うか

会社に配る生成AIの選び方|既存基盤・データの扱い・管理機能で候補は絞れる の比較表
ツール向いている人導入難易度利用者規模無料プラン料金
ChatGPTまずAIを業務で試したい会社員すぐ使える個人 / チーム / 中小企業 / 大企業無料プランあり複数プラン無料プランあり一部料金公開
Microsoft 365 Copilotすでに Microsoft 365 を全社導入している企業管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業なしプラン数は要確認無料プランなし料金公開
Gemini (Google Workspace)すでに Google Workspace を全社導入している企業管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業なし3プラン無料プランなし料金公開
Claudeすでに文字起こしの手段があり、要約の品質を上げたいすぐ使える個人 / チーム / 中小企業 / 大企業無料プランありプラン数は要確認無料プランあり一部料金公開
ChatSense社内資料が複数の場所に散っていて探すのに時間がかかる管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業無料プランあり複数プラン無料プランあり一部料金公開
ユーザーローカル ChatAI全社に生成AIを配りたいが従量課金が怖い管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業無料枠・試用のみプラン数は要確認無料枠・試用のみ料金公開
エクサベース AI社内データを外部のAIに渡せない管理者・情シスの対応が必要大企業要確認個別見積要確認料金非公開

料金・機能は変動します。契約前に必ず各公式サイトで最新の条件をご確認ください。 評価の付け方は評価基準に掲載しています。

業務のどの工程を任せられるか

  1. 1アカウント・ログイン管理
  2. 2定型依頼の一次対応
  3. 3社内情報の検索
  4. 4AI利用の統制・監査
ツールアカウント・ログイン管理定型依頼の一次対応社内情報の検索AI利用の統制・監査
ChatGPT記載なし記載なし記載なし記載なし
Microsoft 365 Copilot記載なし記載なし対応対応
Gemini (Google Workspace)記載なし記載なし記載なし記載なし
Claude記載なし記載なし記載なし記載なし
ChatSense記載なし記載なし記載なし記載なし
ユーザーローカル ChatAI記載なし記載なし記載なし記載なし
エクサベース AI記載なし記載なし記載なし記載なし

情シスの負担を減らす製品には、問い合わせを引き受けるものと、アカウントやAI利用を統制するものがあります。「一次対応」と「統制」は別の工程として分けて検討します。

「記載なし」は「できない」という意味ではありません。 提供元の公表情報で確認できた工程だけに「対応」を付けています (このカテゴリでは 7 製品中 1 製品を確認済み)。 記載のない工程は各公式サイトでご確認ください(確認方針)。

性能比較から入ると決まらない

「どのAIが一番賢いか」から検討を始めると、モデルの更新のたびに議論が振り出しに戻ります。全社導入の検討で先に固定すべきは、変わりにくい条件のほうです。

実務では、次の3つでほぼ候補が絞れます。

  1. いま使っているオフィス基盤(Microsoft 365 か Google Workspace か)
  2. 入力データの扱い(学習に使わないことが明記されているか)
  3. 管理機能(SSO・利用管理が組織の要件を満たすか)

条件1:オフィス基盤があるなら、その延長が最短

Microsoft 365 を全社導入済みなら、Microsoft 365 Copilot は「新しいツールを配る」というより「既存の環境にAIを足す」形になります。Excel・Word・Outlook の中で直接動き、既存のアカウント管理と情報統制にそのまま乗る。プロンプトや社内データを基盤モデルの学習に使わないことも明記されています。

Google Workspace の会社なら同じ理屈で Gemini です。Workspace の契約に含まれる形で提供され、管理コンソールから設定を管理できます。

この2つは個人の判断では始められない(管理者・情シスの対応が前提)という共通点もあります。裏を返せば、会社として配る用途に合わせた作りだということです。

条件2:基盤に依存しない選択肢

オフィス基盤と切り離して選ぶなら、ChatGPT(Business/Enterprise)と Claude(Team/Enterprise)が単体契約の代表格です。

どちらも法人プランで「入力データを学習に使わない」ことを明記し、SSO・監査ログに対応しています(ChatGPTのSAML/SCIMはEnterprise、ClaudeのSSO・監査ログはTeam/Enterprise)。Claude の Enterprise は請求書払いへの対応も公式に確認できました。この価格帯・条件の詳細は変わりやすいので、各ツールページの確認日付きの情報と公式サイトを見てください。

条件3:国内サービスという選択肢

「海外サービスに社内データを出すこと自体が社内で通らない」という組織には、国内勢がこの市場を狙って作られています。

  • ChatSense — 「学習に再利用されることを完全に防止」と公式に記載。履歴の監視・エクスポートなど管理側の機能を持つ
  • ユーザーローカル ChatAI — 従量課金なしの固定料金をうたい、SAML認証のSSOとIPアドレス制限に対応
  • エクサベース AI — 「データ処理は国内サーバーで行われ」と明記し、ISO27001等の認証を取得

注意点はデータ所在の「国内」が全社共通の売りではないことです。国内提供元でも保存場所が公式サイトで確認できないものがあり、当サイトでは確認できた事実だけを各ページに載せています。「国内の会社だから国内保管」とは推測しないでください。

絞ったあとにやること

条件で2〜3候補まで絞れたら、そこで初めて実際の業務で試します。自部門のメール・議事録・資料で2週間ほど使い比べれば、性能の議論は抽象論でなくなります。無料枠やトライアルの使い方は無料プランとトライアルの違いを参考にしてください。

導入時の確認項目(SSO・監査ログ・データ所在など12項目)は会社でAIを導入するときの確認事項にまとめています。候補の整理で迷ったら、規模と業務を添えて選定のご相談もどうぞ。

各ツールの向き・不向き

ChatGPT

OpenAI

文章作成・要約・Excelの相談を1つの窓口で片づける

導入難易度
すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
利用者規模
個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
無料プラン
無料プランあり
料金
Free 無料 / Go(金額は公式料金ページの本文で確認できず)/ Plus 月額20ドル / Pro 月額200ドル / Business 1ユーザー月額25ドル(年払いなら20ドル・最低2ユーザー)/ Enterprise は要問い合わせ。2026年8月23日の 1ドル=158.965円 で換算すると Plus 約3,179円、Pro 約31,793円、Business 約3,974円(年払い約3,179円)。実際の請求額は決済時の為替と販売経路で変わる公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • まずAIを業務で試したい会社員
  • 社内に展開する際、日本語の解説が多いほうがよい
  • 定型でない作業の相談相手が欲しい

こんな人には向かない

  • 音声の文字起こしを前提とした業務フローに単体で組み込みたい
  • 出力の確認工程を省きたい

無料プランで使い勝手を確認するChatGPT の公式サイトが開きます

ChatGPT の詳細(料金・法人要件・向き不向き)ChatGPT の代替

Microsoft 365 Copilot

Microsoft

Excel・Word・Outlookの中で直接使え、コピー&貼り付けの往復をなくす

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
なし
料金
公式の料金ページの表示は Microsoft 365 Copilot Business(単体アドオン)年払い月あたり2,698円 — **2026年7月1日〜12月31日のプロモーション価格で、通常価格は3,148円** — 月払いは3,778円 / Business Standard + Copilot 年払い月あたり3,523円(月払い4,228円)/ Business Premium + Copilot 年払い月あたり4,797円(月払い5,756円)。エンタープライズ向けの Microsoft 365 Copilot アドオンは年払い月あたり4,497円(月払い4,722円)。いずれも1ユーザー・税抜。Microsoft 365 / Office 365 法人プランの契約が前提公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • すでに Microsoft 365 を全社導入している企業
  • Excel・Word 中心の業務が多い部門
  • 既存のアカウント管理・情報統制に乗せたい組織

こんな人には向かない

  • 個人の判断だけで今日から始めたい(Microsoft 365 の契約が前提)
  • 1ユーザーあたりの単価を抑えたい
  • 複雑な処理まで任せたい(数式は外部AIで作るほうが早い場合がある)

公式サイトで最新の料金を確認するMicrosoft 365 Copilot の公式サイトが開きます

Microsoft 365 Copilot の詳細(料金・法人要件・向き不向き)Microsoft 365 Copilot の代替

Gemini (Google Workspace)

Google

Gmail・ドキュメント・Meet の中で直接使え、資料や文面をアプリを移らずに仕上げる

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
なし
料金
Google Workspace の契約に含まれる。公式の料金ページに掲載されているのは Starter 月額800円 / Standard 月額1,600円 / Plus 月額2,500円(いずれも1ユーザーあたり・年間プランは16%割引)。Enterprise プランの料金は同ページに掲載されていない公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • すでに Google Workspace を全社導入している企業
  • メールと資料作成が業務の中心の部門
  • 入力データの扱いを管理者側で制御したい情シス

こんな人には向かない

  • 個人の判断だけで今日から始めたい(Workspace の契約が前提)
  • Microsoft 365 中心の環境で使いたい場合
  • 音声から議事録までを1つで完結させたい場合

公式サイトで最新の料金を確認するGemini (Google Workspace) の公式サイトが開きます

Gemini (Google Workspace) の詳細(料金・法人要件・向き不向き)Gemini (Google Workspace) の代替

Claude

Anthropic

文字起こし済みのテキストを、そのまま配れる議事録の形に整える

導入難易度
すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
利用者規模
個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
無料プラン
無料プランあり
料金
Free 無料 / Pro 月額22ドル(年払いなら月あたり18ドル・年額220ドル)/ Max 5x 月額110ドル / Max 20x 月額220ドル / Team・Enterprise は要問い合わせ(Team Standard / Premium の金額は公式料金ページの本文で確認できず)。地域によって現地通貨で表示される場合があるため、実際の購入画面の金額を優先すること公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • すでに文字起こしの手段があり、要約の品質を上げたい
  • 議事録以外(メール・資料読解・調査)にも同じ契約を使い回したい

こんな人には向かない

  • 音声から文字起こしまで任せたい(単体ではできない)
  • 会議への自動参加・自動録音が必要

無料プランで使い勝手を確認するClaude の公式サイトが開きます

Claude の詳細(料金・法人要件・向き不向き)Claude の代替

ChatSense

株式会社ナレッジセンス / 国内製品

社内のBoxやSharePointにある資料を根拠にしてAIが答えるので、探して読む時間が要らなくなる

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
無料プランあり
料金
スターター 0円(月30回まで・クレジットカード不要)/ ビジネス 1人あたり月額980円〜 / エンタープライズ 要見積。公式サイトに税込・税抜の明記はない公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • 社内資料が複数の場所に散っていて探すのに時間がかかる
  • ChatGPTを会社として安全に使いたい
  • 部門ごとに専用のAIを用意したい

こんな人には向かない

  • 個人で使いたい(法人向けのため想定外)
  • 無料枠だけで実務を回したい(スターターは月30回まで)

無料プランで使い勝手を確認するChatSense の公式サイトが開きます

ChatSense の詳細(料金・法人要件・向き不向き)ChatSense の代替

ユーザーローカル ChatAI

株式会社ユーザーローカル / 国内製品

固定料金で人数分を使えるので、使うほど請求が増える心配をせずに全社へ配れる

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
無料枠・試用のみ
料金
1人あたり月額500円(100名利用時)。従量課金なしの固定料金と明記。期間限定の長期無料トライアルの案内あり。税込・税抜の明記はない公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • 全社に生成AIを配りたいが従量課金が怖い
  • 複数のAIモデルを使い分けたい
  • 社内の利用状況を管理したい

こんな人には向かない

  • 少人数で小さく試したい(100名規模の価格提示)
  • データの国内保管を条件にしたい(公式サイトに記載が無い)

無料プランで使い勝手を確認するユーザーローカル ChatAI の公式サイトが開きます

ユーザーローカル ChatAI の詳細(料金・法人要件・向き不向き)ユーザーローカル ChatAI の代替

エクサベース AI

株式会社エクサウィザーズ / 国内製品

国内サーバーでデータを処理し、入力内容をモデル学習に渡さない環境で生成AIを全社に配れる

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
大企業
無料プラン
要確認
料金
公式サイトに料金の掲載がなく要問い合わせ。無料プラン・トライアルの記載も確認できていない非公開・要問い合わせ / 2026-09-04 時点

こんな人に向いている

  • 社内データを外部のAIに渡せない
  • セキュリティ認証を導入の条件にしている
  • 利用状況をダッシュボードで把握したい

こんな人には向かない

  • 料金を先に把握してから検討したい(公式サイトに記載が無い)
  • 個人・小規模で始めたい

公式サイトで詳細を確認するエクサベース AI の公式サイトが開きます

エクサベース AI の詳細(料金・法人要件・向き不向き)エクサベース AI の代替

よくある質問

性能(賢さ)で選ばなくていいのですか?
性能差は更新のたびに入れ替わるうえ、全社導入の失敗要因は性能よりも「管理できない」「ルールを作れない」側で起きます。管理・データの条件で候補を2〜3に絞ってから、実際の業務プロンプトで試して性能を見る順番を勧めます。
個人で契約しているChatGPT Plusを業務に使うのではだめですか?
会社として配る話とは条件が別になります。学習利用の扱い・管理機能は法人プランの条件として明記されているため、個人プランの利用は組織のルール上グレーになりがちです。全社展開の検討はプランを法人向けに固定して進めてください。

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