社内の情報が見つからない|ナレッジ管理AI11件を3タイプに整理して選び方をまとめました
こんな人向け:社内の資料や過去のやり取りを探すのに時間を取られている人
情報確認:2026年8月19日 料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。 当サイトでは料金情報を90日ごとに再確認する運用にしています(確認方針)。
結論:こんな人にはこのAI
| こんな人 | 選ぶなら | 理由 |
|---|---|---|
| 資料はあるが、どこにあるか分からない | 横断して探すタイプ | 複数のツールをまたいで検索する。情報そのものは既にある前提 |
| 資料はあるが、読む時間がない | 読んで答えるタイプ | 手元の資料を根拠に回答する。出典をたどれるものを選ぶ |
| 同じ質問が何度も来る | 問い合わせを減らすタイプ | FAQを引ける状態にして、質問の発生自体を減らす |
| そもそも資料が整理されていない | まだ導入しない | 複数のツールが「情報が整理されていない組織」を明確に対象外としている |
比較表:どれが自分に合うか
| ツール | 向いている人 | 導入難易度 | 利用者規模 | 無料プラン | 料金 |
|---|---|---|---|---|---|
| Glean | 情報が Microsoft 365 / Slack / Box などに散っている組織 | 管理者・情シスの対応が必要 | 大企業 | なし | 個別見積無料プランなし料金非公開 |
| ChatSense国内 | 社内資料が複数の場所に散っていて探すのに時間がかかる | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | 無料プランあり | 複数プラン無料プランあり一部料金公開 |
| Gemini Notebook | 既存のマニュアル・議事録から研修資料を作りたい人 | すぐ使える | 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業 | 無料プランあり | プラン数は要確認無料プランあり料金公開 |
| Helpfeel国内 | FAQを用意しているのに問い合わせが減らない組織 | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | なし | 3プラン無料プランなし一部料金公開 |
| Guru | 社内の情報が複数のツールに散っている | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | 要確認 | 個別見積要確認料金非公開 |
| Notion AI | 資料の置き場所がツールごとに分かれているチーム | 初期設定が必要 | 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業 | 無料プランあり | 4プラン無料プランあり一部料金公開 |
料金・機能は変動します。契約前に必ず各公式サイトで最新の条件をご確認ください。 評価の付け方は評価基準に掲載しています。
業務のどの工程を任せられるか
- 1資料・議事録の集約
- 2横断検索
- 3根拠つきで回答
- 4内容の要約
- 5ナレッジの整理・更新
| ツール | 資料・議事録の集約 | 横断検索 | 根拠つきで回答 | 内容の要約 | ナレッジの整理・更新 |
|---|---|---|---|---|---|
| Glean | 記載なし | 対応 | 記載なし | 対応 | 記載なし |
| ChatSense国内 | 記載なし | 対応 | 対応 | 記載なし | 記載なし |
| Gemini Notebook | 対応 | 記載なし | 対応 | 対応 | 記載なし |
| Helpfeel国内 | 記載なし | 対応 | 記載なし | 記載なし | 対応 |
| Guru | 対応 | 記載なし | 対応 | 対応 | 対応 |
| Notion AI | 対応 | 対応 | 記載なし | 対応 | 記載なし |
情報を1か所に集める製品と、散らばったまま横断して探す製品では導入の手間が違います。どちらも「根拠の文書を示して答えるか」が業務利用の分かれ目です。
「記載なし」は「できない」という意味ではありません。 提供元の公表情報で確認できた工程だけに「対応」を付けています 。 記載のない工程は各公式サイトでご確認ください(確認方針)。
結論
「あの資料、どこにあったっけ」を減らすAIツールを探していると、どれも同じ説明に見えてきます。社内の情報を検索できる、AIが答えてくれる、問い合わせが減る。
実際には役割が3つに分かれます。
| タイプ | やること | こういう困りごとに |
|---|---|---|
| ① 探す | 複数のツールを横断して検索する | 資料はあるが、どこにあるか分からない |
| ② 答える | 手元の資料を読んで質問に答える | 資料はあるが、読む時間がない |
| ③ 減らす | FAQを引ける状態にする | 同じ質問が何度も来る |
自分の困りごとがどれかを先に決めると、候補は3分の1になります。
そして、調べていて一番重要だと感じたのはここでした。
資料が整理されていない状態では、どのタイプも効きません。
これは私たちの意見ではなく、ツール側が自分でそう書いています(後述)。
課題提起:「探せない」の中身は2つある
社内で情報が見つからないとき、原因は大きく2つに分かれます。
- 散らばっている — 資料はあるが、Box にも Slack にも Notion にもあって、どこを見ればいいか分からない
- そもそも無い — 誰かの頭の中にはあるが、文書になっていない
この2つは対処が正反対です。 前者はツールで解決できます。後者はツールでは解決できません。
にもかかわらず、検索して出てくる記事は「AIで社内の情報が探せるようになる」と一括りにしがちです。自社がどちらなのかを先に見分けないと、入れてから気づくことになります。
3つのタイプ
① 探す — 横断して検索する
複数のSaaSをまたいで検索するタイプです。情報そのものは既にあるという前提で作られています。
代表的なのは Glean(複数のSaaSを横断して社内の情報を探す)と Slack AI(流れていくチャットの会話を要約する)です。
このタイプは、連携先が揃っているほど効きます。 逆に言えば、資料が個人のPCやメールの中にあるなら、横断しても出てきません。
② 答える — 手元の資料を読んで回答する
読ませた資料を根拠に答えるタイプです。最近もっとも数が多く、国産のツールもここに集まっています。
- ChatSense — Box や SharePoint の社内データを根拠に答える
- ユーザーローカル ChatAI — 固定料金で全社に配れる設計
- エクサベース AI — 国内サーバーで処理し、入力をモデル学習に渡さないと明記
- Guru — 出典つきで返すので、答えの根拠をたどれる
- Gemini Notebook(旧 NotebookLM) — 読ませた資料の範囲だけで答える。無料で試せる
- Notion AI — 資料と議事録を1か所にまとめ、そこから引く
出典が返るかどうかは見ておいてください。 社内で使うなら、答えが正しいかを確かめる手段が要ります。
③ 減らす — 問い合わせ自体をなくす
質問が来てから答えるのではなく、質問が発生しない状態を作るタイプです。
- Helpfeel — FAQを「探せる」状態にして、同じ質問への問い合わせを減らす
- PKSHA AI ヘルプデスク — 総務・情シスへの社内問い合わせを Teams や Slack の中で自動回答する
総務や情シスで「同じ質問に毎回答えている」なら、①②より先にここを見る価値があります。
ツール側が自分で言っている前提条件
ここが今回いちばんお伝えしたい点です。
当サイトでは各ツールの「向いていない場合」を公式情報から整理しています。ナレッジ管理のツールを見ると、複数が同じことを書いていました。
| ツール | 向かないと書かれている状況 |
|---|---|
| Helpfeel | FAQの元になる情報がまだ整理されていない組織 |
| PKSHA AI ヘルプデスク | 社内ドキュメント自体が整備されていない状態 |
| Glean | 連携対象のSaaSをまだ集約できていない組織 |
3社が別々の言い方で、同じ前提を置いています。
つまりこういうことです。
AIが探すのは、既にある情報。無いものは出てきません。
「資料が整っていないからAIに何とかしてほしい」という期待は、この時点で外れます。順番が逆で、情報を置く場所を決めるほうが先です。
導入前に必ず確認する1点
社内資料を入れるツールなので、入力したデータがAIの学習に使われるかが最大の確認事項になります。
11件を公式サイトで確認したところ、こうなりました。
| 方針 | 件数 |
|---|---|
| 学習に使わないと明記 | 4件 |
| 公式サイトで確認できず | 7件 |
明記していた4件は、ChatSense / ユーザーローカル ChatAI / エクサベース AI / Guru です。うち3件が国産でした。
残る7件は「使う」と決まったわけではありません。 当サイトが公式サイトで見つけられなかった、という意味です。ただし、社内で説明する材料にはなりません。本命なら問い合わせて書面で受け取ってください。
料金と、始めやすさ
無料で試せるもの
- Gemini Notebook — 無料枠あり。ただし1ノートブック50ソース・1日50クエリの上限があります
- ChatSense — スターター0円。ただし月30回まで
- Notion AI — フリープランあり。ただしAIがフル機能で使えるのはビジネス以上で、フリーとプラスは体験版の機能のみです
料金が公開されていないもの
Helpfeel / PKSHA AI ヘルプデスク / Glean / エクサベース AI / Guru は、公式サイトに金額の記載がありません。
いずれも管理者・情シスの対応が必要な製品です。当サイトが63件を調べた際、料金非公開のツールは例外なくこの区分でした(AIツールの料金は3割が非公開)。個人の判断で今日から試せるものではない、と考えてください。
人数の壁
- Glean — 100席未満での導入は対象外とされています
- kintone — 最小契約が10ユーザーのため、10名未満では割高になります
小さく始めたい場合、この2つは最初の候補になりません。
詰まった点・限界
「全部入り」を狙うと決まらない
3タイプすべてをこなす製品を探すと、候補が上位プランの高額なものに寄ります。まず1つの困りごとに絞ってください。
出典が返らないと、確認できない
AIの答えが正しいかを確かめるには、根拠となった資料にたどり着ける必要があります。Guru は出典つきで返すと明記していました。 他のツールでこれを条件にするなら、契約前に確認してください。
調査の限界
「公式サイトで確認できず」は、当サイトが見つけられなかったという意味です。営業資料や問い合わせ後の資料に書かれている可能性はあります。各ツールページに参照した公式ページのURLを載せているので、原文をたどってください。
こういう人に向く / 向かない
役に立つ人
- 社内の資料を探すのに時間を取られている人
- どのタイプが必要かを見分けたい人
- 情シスに相談する前に候補を絞りたい人
あまり役に立たない人
- 資料そのものがまだ存在しない組織 — ツールより先に、書き残す習慣が要ります
- すでに製品を決めていて、比較ではなく設定方法を知りたい人
まとめ
- ナレッジ管理AIは ① 探す / ② 答える / ③ 減らす の3タイプに分かれる
- 自分の困りごとがどれかを決めると、候補が3分の1になる
- 資料が整理されていない状態では、どれも効かない。 3社が公式情報でそう書いている
- 社内資料を入れるので、学習利用の方針が最大の確認事項。11件中4件しか明記していない
- 料金非公開の5件は、いずれも情シスの対応が要る製品
- Glean は100席未満、kintone は10ユーザー未満だと候補から外れる
各ツールの料金・法人要件・確認日は、下のツールカードから個別ページで確認できます。
各ツールの向き・不向き
Glean
Glean Technologies, Inc.
複数のSaaSを横断して社内の情報を探し、「あの資料どこ」に費やす時間をなくす
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 大企業
- 無料プラン
- なし
- 料金
- 公式サイトに料金の掲載がなく、デモと問い合わせから始まる。要問い合わせ非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 情報が Microsoft 365 / Slack / Box などに散っている組織
- 社内問い合わせの多くが「場所を教えて」で占められている部門
- 既存の権限設定を崩さずに横断検索を入れたい情シス
こんな人には向かない
- 100席未満で導入したい(最小席数の条件がある)
- 予算を先に固めたい(料金非公開)
- 連携対象のSaaSをまだ集約できていない組織
公式サイトで詳細を確認するGlean の公式サイトが開きます
ChatSense
株式会社ナレッジセンス / 国内製品
社内のBoxやSharePointにある資料を根拠にしてAIが答えるので、探して読む時間が要らなくなる
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- スターター 0円(月30回まで・クレジットカード不要)/ ビジネス 1人あたり月額980円〜 / エンタープライズ 要見積。公式サイトに税込・税抜の明記はない公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 社内資料が複数の場所に散っていて探すのに時間がかかる
- ChatGPTを会社として安全に使いたい
- 部門ごとに専用のAIを用意したい
こんな人には向かない
- 個人で使いたい(法人向けのため想定外)
- 無料枠だけで実務を回したい(スターターは月30回まで)
無料プランで使い勝手を確認するChatSense の公式サイトが開きます
Gemini Notebook
手元の資料だけを読ませて、その中から答えさせる。社内マニュアルを教材や要約に変える
- 導入難易度
- すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
- 利用者規模
- 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- 無料版あり(100ノートブック・1ノートブックあたり50ソース・1日50クエリと3件の音声生成まで)。上限の引き上げは Google AI Plus / Pro / Ultra のサブスクリプション経由公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 既存のマニュアル・議事録から研修資料を作りたい人
- 調べた資料の要点を出典つきで押さえたい人
- まず無料で試したい人
こんな人には向かない
- Web全体から調べさせたい(読ませた資料の範囲で答える設計)
- 無料枠のまま大量の資料を扱いたい(1ノートブック50ソース・1日50クエリの上限がある)
無料プランで使い勝手を確認するGemini Notebook の公式サイトが開きます
Helpfeel
株式会社Helpfeel / 国内製品
FAQを「探せる」状態にして、同じ質問への問い合わせ自体を減らす
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- なし
- 料金
- FAQ記事数に応じた3つの基本プラン(「Helpfeel FAQ」利用時の料金例): 〜200記事プラン 初期費用・月額費用ともに問い合わせ / 〜400記事プラン 月額380,000円〜(税別・初期費用は問い合わせ)/ 〜600記事プラン 月額520,000円〜(税別・初期費用は問い合わせ)。全プランに専任サポートが付き、拡張機能(対話型AIエージェント・VoC分析など)は別途料金公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- FAQを用意しているのに問い合わせが減らない組織
- シナリオ分岐の作り込みを避けたい運用担当
- 顧客向けサポートの負荷を下げたい部門
こんな人には向かない
- 予算を先に固めたい(料金非公開・初期費用と月額の個別見積)
- FAQの元になる情報がまだ整理されていない組織
公式サイトで最新の料金を確認するHelpfeel の公式サイトが開きます
Guru
Guru Technologies, Inc.
社内の情報を出典つきで返すので、答えの根拠をたどれる状態のまま質問に答えられる
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 要確認
- 料金
- 公式サイトに具体的な金額の掲載がなく、「組織の規模、知識の複雑さ、AI成熟度に合わせてカスタマイズされた価格」との記載のみ。無料プランの記載も確認できていない非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 社内の情報が複数のツールに散っている
- 回答の根拠を残したい
- 入力データを学習に使われたくない
こんな人には向かない
- 料金を先に把握してから検討したい(公式サイトに金額の記載が無い)
- 日本語の情報が多いほうがよい
公式サイトで詳細を確認するGuru の公式サイトが開きます
Notion AI
Notion Labs, Inc.
社内に散らばった資料と議事録を1か所にまとめ、そこから答えを引ける状態にする
- 導入難易度
- 初期設定が必要連携設定や初期構築の時間を見込む
- 利用者規模
- 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- フリー 0円 / プラス 1メンバー月額2,000円(年払いなら1,650円)/ ビジネス 1メンバー月額3,800円(年払いなら3,150円)/ エンタープライズ 要見積。**Notion AI(Notionエージェント・AI ミーティングノート・エンタープライズサーチ)はビジネス以上に含まれ**、フリーとプラスは試用のための限定利用のみ。単体の Notion AI アドオンは現在の料金ページに無い。カスタムエージェントはビジネス以上のアドオン「Notionクレジット」で実行量に応じて課金(金額は料金ページ本文に無し)公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 資料の置き場所がツールごとに分かれているチーム
- タスクと議事録を同じ場所で管理したい部署
- まず無料で使い勝手を確かめたい人
こんな人には向かない
- 既存の文書管理を置き換えずに検索だけ足したい組織
- 監査ログが要件で、エンタープライズプランの予算が取れない場合
無料プランで使い勝手を確認するNotion AI の公式サイトが開きます
よくある質問
- AIを入れれば、散らかった情報も探せるようになりますか?
- なりません。当サイトが調べた範囲では、複数のツールが「元になる情報が整理されていない組織には向かない」と自ら明記していました。AIが探すのは、既にある情報です。無いものは出てきません。
- 3タイプのうち、どれから始めるべきですか?
- 困りごとの形で決まります。「どこにあるか分からない」なら探すタイプ、「読む時間がない」なら答えるタイプ、「同じ質問が繰り返される」なら問い合わせを減らすタイプです。全部入りを最初から狙うと、決まらないまま時間が過ぎます。
- 社内資料を入れるので、データの扱いが心配です
- このテーマではそこが一番重要です。11件のうち「入力データを学習に使わない」と公式サイトで明記していたのは4件でした。残りは公式サイトから確認できていません。書いていないことは、使われないという意味ではありません。本命なら問い合わせて書面で受け取ってください。
- 調査はいつ時点のものですか?
- 2026年8月19〜29日に各ツールの公式サイトを確認した結果です。料金も方針も変わるため、契約前には必ず公式サイトでご確認ください。各ツールページに確認日を記載しています。
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