AIツールの料金は3割が非公開|85件調べて分かった「金額が出ないツール」の共通点
こんな人向け:AIツールを比較しているが、料金が「要問い合わせ」ばかりで検討が進まない人
情報確認:2026年8月30日 料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。 当サイトでは料金情報を90日ごとに再確認する運用にしています(確認方針)。
結論:こんな人にはこのAI
| こんな人 | 選ぶなら | 理由 |
|---|---|---|
| 今日ひとりで試したい | 料金が公開されているツール | 金額が出ている61件のうち22件は、登録してすぐ使える |
| 稟議に出す金額を先に作りたい | 料金が公開されているツール | 非公開のツールは見積もりを取るまで数字が作れない |
| 本命のツールが料金非公開だった | 情シス・予算の合意が先 | 非公開24件は全て管理者・情シスの対応が必要な製品だった |
比較表:どれが自分に合うか
| ツール | 向いている人 | 導入難易度 | 利用者規模 | 無料プラン | 料金 |
|---|---|---|---|---|---|
| ChatGPT | まずAIを業務で試したい会社員 | すぐ使える | 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業 | 無料プランあり | 複数プラン無料プランあり一部料金公開 |
| Notta国内 | まず一人で試したい会社員 | すぐ使える | 個人 / チーム | 無料プランあり | プラン数は要確認無料プランあり料金公開 |
| IVRy国内 | 店舗・小規模事業者・スタートアップ | 初期設定が必要 | 中小企業 | 無料プランあり | 4プラン無料プランあり料金公開 |
| YOMEL国内 | 対面会議が残っている企業 | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | なし | 個別見積無料プランなし料金非公開 |
| LegalOn Cloud国内 | 契約件数が多い法務部門 | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | なし | 個別見積無料プランなし料金非公開 |
| バクラク国内 | 請求書・経費精算の入力と承認に時間を取られている経理部門 | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | 無料枠・試用のみ | 個別見積無料枠・試用のみ料金非公開 |
料金・機能は変動します。契約前に必ず各公式サイトで最新の条件をご確認ください。 評価の付け方は評価基準に掲載しています。
結論
AIツールを比較していて、料金の欄に「要問い合わせ」と書いてある。よくある光景です。
当サイトで扱う 86件のAIツールについて、公式サイトで料金を確認しました(2026年8月30日時点の台帳集計)。結果は次のとおりです。
| 料金の出所 | 件数 |
|---|---|
| 公式サイトで金額を確認できた | 59件 |
| 非公開・要問い合わせ | 24件 |
| 二次情報でしか確認できなかった | 2件 |
約3割が非公開でした。 ここまでは、比較記事を読んだことがある方には想像どおりだと思います。
問題はその先です。非公開だった24件には、例外がひとつもない共通点がありました。
24件はすべて、管理者・情シスの対応が必要な製品だったのです。逆方向も同じで、登録してすぐ使える23件のなかに、料金非公開は1件もありませんでした。 63件時代に見つけたこの法則は、85件に増えた今も崩れていません。
整理するとこうです。
料金ページを開いて金額が見つからなかったら、それは「あなたひとりでは始められないツール」
比較表を眺めて悩む前に、この1点で候補が半分に割れます。
課題提起:「要問い合わせ」で止まる時間がもったいない
AIツールを探しているとき、多くの人はこういう順番で動きます。
- 比較記事を読んで候補を5つくらいに絞る
- それぞれの公式サイトで料金を見る
- 「要問い合わせ」のものは、とりあえず保留にする
- 保留が増えて、結局どれも決まらない
3番目で止まるのは自然な反応です。金額が分からないものを比較表に並べようがありません。
ただ、この保留には意味が2つ混ざっています。「金額を知りたいだけ」なのか、「そもそも自分に選べる製品なのか」なのか。前者だと思って問い合わせると、返ってくるのは全社導入を前提とした提案だった、ということが起こります。
非公開という表示は、価格を隠しているのではなく、対象読者が違うことのサインです。
63件を調べて分かったこと
数字を並べます。当サイトの台帳(各ツールページの「基本情報」に反映しているデータ)から集計したものです。
導入難易度で見た内訳
当サイトではツールの導入難易度を3段階に分けています。
- 登録してすぐ — 個人がアカウントを作れば今日から使える
- 初期設定が要る — 設定や連携の作業が必要
- 管理者・情シスの対応が必要 — 契約や環境整備が組織側の仕事になる
この3段階と、料金の出所を掛け合わせた結果がこちらです。
| 導入難易度 | 件数 | うち料金非公開 |
|---|---|---|
| 登録してすぐ | 23件 | 0件 |
| 初期設定が要る | 27件 | 0件 |
| 管理者・情シスの対応が必要 | 36件 | 24件 |
非公開は「管理者・情シスの対応が必要」の枠にしか現れませんでした。 36件中24件、およそ3分の2です。
非公開24件が実際に書いていること
「非公開」と一言でまとめましたが、書きぶりには幅があります。24件の記載を確認すると、こうなっていました。
- 14件が「個別見積」に相当する表現を使っている
- 13件が人数・席数・利用量・件数によって変わると書き添えている
- 5件は「要問い合わせ」とだけ書かれている
価格が動く理由まで書いてあるものが多い、という点は押さえておいてよいと思います。隠しているというより、ひとつの数字では答えられないということです。
なぜ非公開なのか、当サイトでは確認していません
理由を各社に確認したわけではないので、ここは書きません。観察できるのは、非公開のツールがどれも組織単位の導入を前提にしているという事実だけです。
では、非公開のツールをどう検討するか
避ける必要はありません。順番を変えるだけです。
先に見るのは金額ではなく、自社の規模が想定に合っているか。
当サイトの各ツールページには「こういう場合には向きません」という欄を置いています。非公開のツールでは、ここに「中小企業・店舗(規模が合わない)」「個人利用(法人向けのため想定外)」といった記載が並ぶことが多くなります。規模が合っていなければ、金額を聞いても検討は進みません。
規模が合いそうなら、次は社内です。情シスと予算の合意が取れる見込みがあるか。ここが立たないまま問い合わせても、提案書を受け取って止まるだけになります。
順番はこうです。
- 自社の規模が想定に合うか(ツールページの「向きません」欄で確認)
- 情シスと予算の合意が取れそうか
- そのうえで見積もりを取る
1と2を飛ばして3から入ると、時間だけが過ぎます。
二次情報しかないツールの扱い
86件のうち2件は、金額の情報はあるものの公式サイトで確認できませんでした。当サイトでは二次情報として区別しています。
- CapCut — 公式ヘルプで Pro に月額プランと年間プランがあることは確認できるものの、日本向けの金額は公式ページで確認できていません
- MiiTel — MiiTel Phone 月額5,980円(1IDあたり・税抜)という金額は複数の情報源で一致しますが、公式ページでは確認できていません。最低契約単位と契約期間は情報源によって記載が食い違います
この2件の金額を稟議に使うのは避けてください。 数字自体は出回っていますが、根拠が公式ではありません。実際に導入するなら、自分で見積もりを取った金額に置き換える必要があります。
見分ける手がかりは、各ツールページに出している情報源の区分です。
詰まった点・限界
円建てで出ているとは限らない
金額が公開されている59件のうち、米ドルやユーロ建てのものが相当数あります。 ChatGPT、Claude、Zapier、Make は米ドル。n8n はユーロです。
これらは実際の請求額が為替と決済経路で変わります。 当サイトでは確認日の為替で円換算を併記していますが、稟議に出す数字としては幅を持たせてください。「公開されている」と「そのまま予算に書ける」は別の話です。
料金は変わる
今回の数字は2026年8月30日時点の台帳集計です。実際、当サイトが8月30日に全件を再確認した際は、3週間以内の情報でも15件に差分がありました(料金は3週間で変わる)。料金改定は珍しくありません。契約前には必ず公式サイトで確認してください。
当サイトでは各ツールページに確認日を出しています。日付が古いものは、その分だけ割り引いて読んでいただく前提です。
「非公開だから高い」とは限らない
24件の実際の金額を確認できていない以上、高いとも安いとも言えません。分かっているのは、自分ひとりでは決められないということだけです。
こういう人に向く / 向かない
この考え方が役に立つ人
- 比較記事を読んでも候補が絞れず、時間だけが過ぎている人
- 自分の裁量で試せる範囲を先に知りたい人
- 稟議に出す金額を作る必要がある人
あまり役に立たない人
- すでに情シスや経営と話が付いていて、候補も絞れている人 — その段階なら直接見積もりを取るのが早いです
- 料金以外の要素(機能・精度・サポート)で決めたい人 — この記事は料金の見え方だけを扱っています
まとめ
- 86件を調べたところ、公式に公開 59件 / 非公開 24件 / 二次情報のみ 2件
- 非公開の24件は、例外なく「管理者・情シスの対応が必要」な製品だった
- 逆に、登録してすぐ使える23件に料金非公開は1件もなかった
- 料金ページで金額が見つからないなら、それはひとりでは始められないという合図
- 非公開のツールは、金額より先に規模が合うか・社内の合意が取れるかを見る
- 公開されていても米ドル・ユーロ建てのものは、請求額が為替で動く
各ツールの料金と情報源の区分は、下のツールカードから個別ページで確認できます。
各ツールの向き・不向き
ChatGPT
OpenAI
文章作成・要約・Excelの相談を1つの窓口で片づける
- 導入難易度
- すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
- 利用者規模
- 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- Free 無料 / Go(金額は公式料金ページの本文で確認できず)/ Plus 月額20ドル / Pro 月額200ドル / Business 1ユーザー月額25ドル(年払いなら20ドル・最低2ユーザー)/ Enterprise は要問い合わせ。2026年8月23日の 1ドル=158.965円 で換算すると Plus 約3,179円、Pro 約31,793円、Business 約3,974円(年払い約3,179円)。実際の請求額は決済時の為替と販売経路で変わる公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- まずAIを業務で試したい会社員
- 社内に展開する際、日本語の解説が多いほうがよい
- 定型でない作業の相談相手が欲しい
こんな人には向かない
- 音声の文字起こしを前提とした業務フローに単体で組み込みたい
- 出力の確認工程を省きたい
無料プランで使い勝手を確認するChatGPT の公式サイトが開きます
Notta
Notta株式会社 / 国内製品
Web会議の録音を自動で文字起こしし、議事録の下書きまで用意する
- 導入難易度
- すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
- 利用者規模
- 個人 / チーム
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- フリープランあり。公式の日本語料金ページの表示は プレミアム 月あたり1,185円(年額14,220円・税込・12ヶ月一括)、ビジネス 月あたり2,508円(年額30,096円・税込)。いずれも「40% OFF」の表示が付いた価格で、通常価格は同ページに併記されていない公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- まず一人で試したい会社員
- 会議が月に数本で、低コストに始めたい
- 発言者ごとに分けた記録が欲しい
こんな人には向かない
- 無料プランだけで実際の会議を回したい(1回3分の制限がある)
- 閉域接続や監査ログなど大企業の情報統制要件がある
無料プランで使い勝手を確認するNotta の公式サイトが開きます
IVRy
株式会社IVRy / 国内製品
初期費用をかけずに、電話の一次受付だけを先に自動化する
- 導入難易度
- 初期設定が必要連携設定や初期構築の時間を見込む
- 利用者規模
- 中小企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- フリープラン 無料(月30着電まで)/ スターター 月額3,980円〜(年払いなら月あたり3,317円〜・年額39,800円〜)/ スタンダード 月額6,480円〜(年払いなら月あたり5,400円〜・年額64,800円〜)/ アドバンス 月額10,480円〜(年払いなら月あたり8,734円〜・年額104,800円〜)。表示価格はすべて税抜。基本プラン料金のほかに電話番号維持費と従量利用料金が別途かかる公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 店舗・小規模事業者・スタートアップ
- まず一次受付だけ自動化したい組織
- 事前に費用を試算したい事業者
こんな人には向かない
- 入電が多く従量課金が膨らむ組織
- 大企業のコールセンター基盤(PBX / CTI連携・本人認証)の要件がある
無料プランで使い勝手を確認するIVRy の公式サイトが開きます
YOMEL
株式会社PKSHA Infinity / 国内製品
対面の会議もWeb会議もまとめて記録し、会議形式で使い分けずに済む
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- なし
- 料金
- 非公開。席数とオプションによる個別見積非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 対面会議が残っている企業
- 情報統制の要件がある中〜大規模組織
- 導入実績を重視する部門
こんな人には向かない
- 個人利用(法人向けのため想定外)
- 料金を先に把握してから検討したい(非公開・個別見積)
公式サイトで詳細を確認するYOMEL の公式サイトが開きます
LegalOn Cloud
株式会社LegalOn Technologies / 国内製品
レビューから契約管理・案件管理までを1つの基盤にまとめる
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- なし
- 料金
- 非公開。人数・機能・契約条件により変動非公開・要問い合わせ / 2026-09-04 時点
こんな人に向いている
- 契約件数が多い法務部門
- レビューだけでなく契約管理・案件管理まで整備したい組織
- 契約書の種類が幅広い企業
こんな人には向かない
- 契約レビューだけを安く使いたい(プラットフォーム型で過剰)
- コスト感を先に掴みたい(料金非公開)
公式サイトで詳細を確認するLegalOn Cloud の公式サイトが開きます
バクラク
株式会社LayerX / 国内製品
会計ソフトの手前にある入力と承認の工程を減らす
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料枠・試用のみ
- 料金
- 体系的な料金表は非公開(製品ごとの個別見積)。バクラク申請は月額費用1万円〜(税抜)と公式に記載。無料トライアルあり非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 請求書・経費精算の入力と承認に時間を取られている経理部門
- すでに会計ソフトを導入済みの企業
こんな人には向かない
- 会計ソフトの置き換えを探している(代替ではなく併用)
- 総額を先に確定させたい(製品ごとの個別見積)
無料プランで使い勝手を確認するバクラク の公式サイトが開きます
よくある質問
- 料金を公開していないツールは、避けたほうがいいのですか?
- そうではありません。非公開でも良い製品はあります。ただし検討の進め方が変わります。金額が出ないということは、人数や利用量で価格が動くということで、見積もりを取るまで数字が作れません。個人の判断で今日試すことはできない、と考えてください。見積もりの取り方は個別見積ツールの検討記事に別途まとめています。
- 「要問い合わせ」と書いてあれば問い合わせるべきですか?
- 自社の規模がそのツールの想定に合っているかを先に確認したほうが早く終わります。当サイトで非公開だった24件は、いずれも情シスや管理者の対応を前提とした製品でした。部署単位で試せる規模ではないことが多いため、問い合わせる前に社内の合意が取れるかを見てください。
- 調査はいつ時点のものですか?
- 2026年8月30日時点の当サイト台帳(各ツールの公式サイトを個別の確認日つきで調査したもの)を集計した結果です。初出は2026年8月の63件調査で、掲載85件への拡大に合わせて更新しました。料金は変わるため、契約前には必ず公式サイトでご確認ください。当サイトの各ツールページには、確認日と情報源の区分(公式サイト/二次情報/非公開)を記載しています。
- 為替で金額が変わるツールはどう扱えばいいですか?
- 米ドルやユーロ建てのツールは、実際の請求額が為替と決済経路で変わります。当サイトでは確認日の為替で円換算を併記していますが、稟議に出す数字としては幅を持たせてください。円建てで金額が出ているツールとは、性質が違います。
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