社内向けAI利用ガイドラインの作り方|決めるのは5項目、A4で1枚から
こんな人向け:「AIの社内ルールを作って」と言われたが、何から書けばいいか分からない情シス・総務の担当者
情報確認:2026年8月30日 料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。 当サイトでは料金情報を90日ごとに再確認する運用にしています(確認方針)。
「規程集」を作ろうとすると止まる
AIの社内ガイドラインが進まない会社の多くは、最初から網羅的な規程集を書こうとしています。実務で機能する最小形は A4で1枚です。決めることは5項目しかありません。
決める5項目
1. 対象プラン
「ChatGPTを使ってよい」ではなく、どの契約のどのプランかを固定します。個人プランを会社ルールの根拠にしないで書いたとおり、学習利用の保証は法人プランの契約条件として書かれるものです。無料版の扱い(検証のみ可/禁止)もここで決めます。
2. 入れてよいデータ
線引きは3段階が実務的です。
- 入れてよい: 公開情報・機密でない社内資料
- 条件つき: 顧客名や金額を伏せた形なら可、など
- 入れない: 個人情報・未公表の財務・取引先の機密
「入力した情報は学習に使われるのか」の確認結果(当サイト調査では「使わない」と明記があるのは85件中18件)が、この線引きの根拠になります。
3. 確認が必要な用途
全面禁止でも全面自由でもなく、確認ルートに乗せる用途を決めます。典型は、社外に出す文章・画像(画像は権利の確認も要る領域)、契約・法務に関わる文書、採用など人の評価に関わる領域です。
4. 禁止事項
短いほど守られます。例:「AIの出力を検証せずに社外へ出さない」「個人アカウントで業務データを扱わない」。理由が言える禁止だけを書きます。
5. 相談窓口
「迷ったら聞ける場所」が無いガイドラインは、こっそり使う人を増やすだけです。チャットのチャンネル1本でよいので明記します(配って終わりにしないと同じ構図です)。
ひな形(そのまま使えます)
■ 対象: <ツール名・プラン名>(会社契約)。個人契約の業務利用は不可
■ 入れてよいデータ: 公開情報 / 機密でない社内資料。
個人情報・未公表の財務・取引先機密は入力しない
■ 確認が必要な用途: 社外向けの文章・画像 / 契約関連 / 人の評価に関わる用途
→ <確認ルート> へ
■ 禁止: 出力の無検証での社外利用 / 個人アカウントでの業務データ入力
■ 相談: <チャンネル名>(回答は<担当>)
■ 改定: 四半期ごとに見直し(最終更新: YYYY-MM-DD)
運用のコツ
- ツール名は本文に、条件は別表に。ツールの入れ替えのたびに全文を直さない
- 改定日を必ず入れる。AIの提供条件は変わります(変化の追い方)
- 最初の版は「暫定」でよい。運用して出た質問が次の版の材料です
導入全体の進め方は全社AIの選び方、無料ツールの線引きは無料AIを仕事で使う前にへ。
よくある質問
- 法務のチェックは必要ですか?
- この記事は業務手順としての作り方の整理で、法的判断は提供しません。個人情報や機密情報の扱いに関わる条文は、公開前に自社の法務・専門家の確認を通してください。ガイドラインの目的は罰則ではなく、社員が迷わず使える線引きを示すことです。
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