人事・労務でAIを使える場面|手続きの自動化と、人を評価する話は分けて考える

こんな人向け:人事・労務の定型業務に追われている担当者。または人事系システムの導入を検討している人

情報確認:2026年8月30日 料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。 当サイトでは料金情報を90日ごとに再確認する運用にしています(確認方針)。

比較表:どれが自分に合うか

人事・労務でAIを使える場面|手続きの自動化と、人を評価する話は分けて考える の比較表
ツール向いている人導入難易度利用者規模無料プラン料金
SmartHR入社・異動の手続きが紙とExcelで回っている企業管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業無料枠・試用のみ個別見積無料枠・試用のみ料金非公開
freee人事労務勤怠と給与を別々のシステムで管理している初期設定が必要個人 / チーム / 中小企業無料枠・試用のみプラン数は要確認無料枠・試用のみ料金公開
HRBrain人事評価をExcelとメールで回している企業管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業無料枠・試用のみ個別見積無料枠・試用のみ料金非公開
カオナビ社員情報がExcelに散らばっている管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業無料枠・試用のみ個別見積無料枠・試用のみ料金非公開
ジンジャー人事系のシステムが業務ごとにバラバラになっている管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業要確認個別見積要確認料金非公開
PeopleX採用後の定着と育成に課題がある企業管理者・情シスの対応が必要中小企業 / 大企業無料枠・試用のみ個別見積無料枠・試用のみ料金非公開

料金・機能は変動します。契約前に必ず各公式サイトで最新の条件をご確認ください。 評価の付け方は評価基準に掲載しています。

業務のどの工程を任せられるか

  1. 1求人票の作成
  2. 2応募書類の整理
  3. 3入社手続き
  4. 4労務の問い合わせ対応
  5. 5人材情報の管理・分析
ツール求人票の作成応募書類の整理入社手続き労務の問い合わせ対応人材情報の管理・分析
SmartHR記載なし対応対応対応対応
freee人事労務記載なし記載なし対応記載なし対応
HRBrain記載なし記載なし記載なし対応対応
カオナビ記載なし記載なし記載なし記載なし対応
ジンジャー記載なし記載なし記載なし記載なし対応
PeopleX対応記載なし記載なし記載なし対応

採用の文書作成は汎用AI、手続きと人材情報は人事システムと、担当が分かれます。採用可否の判断そのものをAIに委ねる用途はどの製品でも想定していません。

「記載なし」は「できない」という意味ではありません。 提供元の公表情報で確認できた工程だけに「対応」を付けています 。 記載のない工程は各公式サイトでご確認ください(確認方針)。

同じ「人事AI」でも、2つの別世界がある

人事・労務向けのAIツールを並べて眺めると、実は2種類が混ざっていることに気づきます。

手続きの世界 — 入社手続き、勤怠、給与、年末調整。紙とExcelの反復作業を自動化する領域です。SmartHR は「入社手続きや年末調整の紙のやり取りをなくし、労務担当の確認作業を減らす」、freee人事労務は「入社手続きから勤怠・給与・年末調整までを繋げるので、同じ情報を何度も入力しなくてよくなる」。どちらも対象は書類と入力です。

人の世界 — 評価、配置、採用。HRBrain は評価と社員情報の管理を1か所に集め、カオナビは社員のスキルや評価を集めてAIの分析で異動や配置の検討材料を出す。PeopleX は入社後の立ち上がりを可視化する。対象は人に関する判断材料です。

この2つは、導入の難しさがまるで違います。

手続きの世界:効果が読みやすく、始めやすい

書類の自動化は、効果の計算が単純です。年末調整に何時間かかっているか、入社1人あたり何枚の書類が動くか。数えれば投資判断ができます。

入口も開いています。SmartHR には従業員30名までの0円プランがあり、小規模ならそのまま使い続けられます。freee人事労務は数少ない料金公表型で、基本料金0円+1ユーザー月額400円〜(最低月額2,000円から)という構造が公式に出ています。

注意点はひとつ。「同じ情報を何度も入力しない」という価値は、既存の給与ソフト・勤怠システムと繋がって初めて出ます。単体の機能表ではなく、いま使っているシステムと繋がるかを先に確認してください。

人の世界:データの重さが桁違い

評価・配置系は、扱うのが従業員の評価・スキル・キャリアという最も機微な個人データです。だからこの領域のツールはほぼ法人契約前提で、料金も人数に応じた個別見積が標準(HRBrain・カオナビ・ジンジャーいずれも公式サイトに金額の掲載がありません)。

検討で先に決めるべきは、ツールよりも運用です。誰がそのデータを見られるのか。AIの分析結果を、処遇の判断にどこまで使うのか。ここが曖昧なまま導入すると、便利かどうか以前に、従業員との信頼の問題になります。入力データの扱いの確認方法は学習利用の記事法人導入の確認事項が使えます。

幸い、この領域は無料トライアルが比較的用意されています(HRBrainは7日間で全機能)。自社の実データではなくダミーデータで画面と権限設計を確かめるのが、安全な試し方です。

どちらから始めるか

迷ったら手続きの世界からです。効果が数えられ、機微データの論点が相対的に軽く、0円プランの入口もある。手続きの自動化で浮いた時間と信頼が、人の世界のツールを検討する土台になります。

まとめ

  • 人事AIは手続きの自動化人の判断材料の2世界。難易度が違う
  • 手続き系は効果が数えやすく、SmartHRの0円プラン(30名まで)など入口がある
  • 評価・配置系は個別見積が標準で、運用ルールの設計が先
  • トライアルはダミーデータで権限設計から確かめる

人事・採用カテゴリの一覧へ。各ツールの料金の公表状況と法人要件は下のカードから確認できます。

各ツールの向き・不向き

SmartHR

株式会社SmartHR / 国内製品

入社手続きや年末調整の紙のやり取りをなくし、労務担当の確認作業を減らす

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
無料枠・試用のみ
料金
人事・労務エッセンシャル / タレントマネジメント / HRストラテジー の3プラン(情報システム向けプランも別途)。料金はいずれも企業規模と利用内容に応じたお見積もりで、公式の料金ページに金額の掲載はない。15日間の無料トライアルあり。従来の無料プランは現在の料金ページに記載がない非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • 入社・異動の手続きが紙とExcelで回っている企業
  • 従業員30名以下で、まず無料で始めたい組織
  • 国内の法改正対応を製品側に任せたい企業

こんな人には向かない

  • 予算を先に固めたい(有料プランは要見積もり)
  • 従業員数が増える見込みが強く、従量課金の増加を避けたい場合

無料プランで使い勝手を確認するSmartHR の公式サイトが開きます

SmartHR の詳細(料金・法人要件・向き不向き)SmartHR の代替

freee人事労務

freee株式会社 / 国内製品

入社手続きから勤怠・給与・年末調整までを繋げるので、同じ情報を何度も入力しなくてよくなる

導入難易度
初期設定が必要連携設定や初期構築の時間を見込む
利用者規模
個人 / チーム / 中小企業
無料プラン
無料枠・試用のみ
料金
基本料金0円 + 1ユーザーあたり月額400円〜。**最低契約は月額2,000円から**。公式サイトに税込・税抜の明記はない。無料で試せる案内はあるが条件の記載は確認できていない公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • 勤怠と給与を別々のシステムで管理している
  • 年末調整の紙のやり取りを減らしたい
  • 少人数から始めたい

こんな人には向かない

  • AI機能を目当てに導入したい(本体のAI機能は公式サイトで確認できない)
  • 1〜4名で使いたい(最低月額2,000円のため単価が上がる)

無料プランで使い勝手を確認するfreee人事労務 の公式サイトが開きます

freee人事労務 の詳細(料金・法人要件・向き不向き)freee人事労務 の代替

HRBrain

株式会社HRBrain / 国内製品

人事評価と社員情報の管理を1か所にまとめ、Excelでの集計と催促をなくす

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
無料枠・試用のみ
料金
非公開。利用する製品と利用人数に応じた月額で、導入時に個別見積。全機能を7日間試せる無料トライアルあり非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • 人事評価をExcelとメールで回している企業
  • social データベースと評価を分けて持っている組織
  • 国内の人事制度に沿った運用を重視する企業

こんな人には向かない

  • 予算を先に固めたい(利用人数に応じた見積もりが前提)
  • 労務手続きの電子化が主目的の場合(別カテゴリの製品が向く)

無料プランで使い勝手を確認するHRBrain の公式サイトが開きます

HRBrain の詳細(料金・法人要件・向き不向き)HRBrain の代替

カオナビ

株式会社カオナビ / 国内製品

社員のスキルや評価を1か所に集め、AIの分析で異動や配置の検討材料を出せる

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
無料枠・試用のみ
料金
公式の料金ページは利用人数を選んで見積もる形式で、具体的な金額の掲載がない。無料トライアルの提供は明記されている非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • 社員情報がExcelに散らばっている
  • 評価運用を仕組みにしたい
  • 公的な認証を導入の条件にしている

こんな人には向かない

  • 料金を先に把握してから検討したい(公式サイトに金額の記載が無い)
  • 少人数で小さく始めたい

無料プランで使い勝手を確認するカオナビ の公式サイトが開きます

カオナビ の詳細(料金・法人要件・向き不向き)カオナビ の代替

ジンジャー

jinjer株式会社 / 国内製品

勤怠・給与・評価・採用を1つの人事データベースに集めるので、同じ情報を別々のシステムに入れ直さなくてよくなる

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
要確認
料金
公式サイトに料金の掲載がなく要問い合わせ。無料トライアルの記載も確認できていない非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • 人事系のシステムが業務ごとにバラバラになっている
  • 同じ従業員情報を何度も入力している
  • 人事データをまとめて分析したい

こんな人には向かない

  • 料金を先に把握してから検討したい(公式サイトに金額の記載が無い)
  • 特定の業務(勤怠だけなど)を安く済ませたい

公式サイトで詳細を確認するジンジャー の公式サイトが開きます

ジンジャー の詳細(料金・法人要件・向き不向き)ジンジャー の代替

PeopleX

株式会社PeopleX / 国内製品

入社後の立ち上がりと育成の進み具合を可視化し、人事の個別対応を減らす

導入難易度
管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
利用者規模
中小企業 / 大企業
無料プラン
無料枠・試用のみ
料金
非公開。問い合わせからの個別見積。公式で構成が示されているのは AI面接 で、初期費用+月額費用+従量料金からなり、月額は付帯機能によって変わる。AI面接には無料トライアルプランあり。二次情報には1面接500円〜という参考価格があるが、公式ページでは確認できていない非公開・要問い合わせ / 2026-09-04 時点

こんな人に向いている

  • 採用後の定着と育成に課題がある企業
  • 人事データを一元化したい組織
  • 国内の人事実務に沿った運用を重視する企業

こんな人には向かない

  • 予算を先に固めたい(料金非公開)
  • 労務手続きの電子化が主目的の場合
  • 個人・小規模での利用

無料プランで使い勝手を確認するPeopleX の公式サイトが開きます

PeopleX の詳細(料金・法人要件・向き不向き)PeopleX の代替

よくある質問

AIに人事評価を任せてよいのでしょうか?
この分野のツールが提供しているのは評価の代行ではなく、データを1か所に集めて検討材料を出すことです(カオナビの台帳でも「異動や配置の検討材料を出せる」という位置づけです)。評価や処遇の判断そのものは人と制度の仕事で、AIの出力を根拠として使うなら、その運用ルールを先に決める必要があります。
料金が載っていないツールが多いのはなぜですか?
人事系は従業員数で金額が変わる構造のため、個別見積が標準的です。当サイトの掲載6件でも金額を公表しているのはfreee人事労務くらいで、多くは人数を伝えて見積を取る形になります。見積前の準備は個別見積ツールの記事にまとめています。

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