仕事の翻訳にAIを使う|無料翻訳に社外秘を貼れない理由と、道具の分け方

こんな人向け:海外とのやり取りや英文資料が増えてきて、翻訳AIを業務でどう使うか決めたい人

情報確認:2026年8月30日 料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。 当サイトでは料金情報を90日ごとに再確認する運用にしています(確認方針)。

比較表:どれが自分に合うか

仕事の翻訳にAIを使う|無料翻訳に社外秘を貼れない理由と、道具の分け方 の比較表
ツール向いている人導入難易度利用者規模無料プラン料金
DeepL海外拠点・取引先とのやり取りが日常的にある人すぐ使える個人 / チーム / 中小企業 / 大企業無料プランあり複数プラン無料プランあり一部料金公開
Grammarly英語で書く機会があるすぐ使える個人 / チーム / 中小企業 / 大企業無料プランあり3プラン無料プランあり一部料金公開
ChatGPTまずAIを業務で試したい会社員すぐ使える個人 / チーム / 中小企業 / 大企業無料プランあり複数プラン無料プランあり一部料金公開
Claudeすでに文字起こしの手段があり、要約の品質を上げたいすぐ使える個人 / チーム / 中小企業 / 大企業無料プランありプラン数は要確認無料プランあり一部料金公開

料金・機能は変動します。契約前に必ず各公式サイトで最新の条件をご確認ください。 評価の付け方は評価基準に掲載しています。

業務のどの工程を任せられるか

  1. 1文章の翻訳
  2. 2ファイルごと翻訳
  3. 3英文の校正
  4. 4用語の統一
  5. 5業務ツールの中で使う
ツール文章の翻訳ファイルごと翻訳英文の校正用語の統一業務ツールの中で使う
DeepL対応対応対応対応対応
Grammarly対応記載なし対応対応対応
ChatGPT対応記載なし記載なし記載なし対応
Claude対応記載なし記載なし記載なし記載なし

翻訳そのものはどの製品でもできます。差が出るのは、ファイルをそのまま翻訳できるか、用語集で訳語を固定できるか、普段使うツールの中で使えるかです。社外に出す文書の確認は人が担当します。

「記載なし」は「できない」という意味ではありません。 提供元の公表情報で確認できた工程だけに「対応」を付けています 。 記載のない工程は各公式サイトでご確認ください(確認方針)。

翻訳AIの問題は品質より「データ」

翻訳AIの精度は、もう業務の下訳に使えるところまで来ています。むしろ業務利用で最初に決めるべきは品質ではなく、何を貼ってよいかです。

ブラウザで開いた無料の翻訳画面に、社外秘の契約書を貼る。この行為は「社外のサーバーに社外秘を送信する」ことと同じです。DeepL の台帳にも、無料版のまま業務文書を扱いたい人には向かない(翻訳データがサーバーに残る)ことを記載しています。

対照的に、有料の DeepL Pro は翻訳したテキストと文書を処理後に削除し、AIの学習には使わないと明記しています。SSO(SAML 2.0 / OpenID Connect)にも対応し、ISO 27001 や SOC 2 Type 2 の認証も取得済み。つまり「業務で使ってよい条件」を有料版が背負う構造です。

線の引き方はシンプルです。公開情報・機密でない文は無料版でよい。社外秘は、データの扱いが明記されたプランで。 この1行を社内ルールにするだけで、翻訳AIはずっと使いやすくなります。

「読む」「書く」「相談する」で道具が分かれる

翻訳とひとくくりにされる作業は、実は3種類あります。

読む:量をさばくならDeepL

海外資料・英文メールを読む量が多い人の道具です。文書ファイルをそのまま投げ込んで下訳を数秒で得る。「英文の読み書きで止まる時間をなくす」ことに特化していて、円建ての料金(Individual 月額1,380円〜、税込)で稟議も作りやすい部類です。

書く:途中で直すならGrammarly

英文を自分で書く人には、翻訳より書きながら直せるほうが速いことがあります。Grammarly は言い回しをその場で直していく設計で、「送る前に何度も読み返す」時間を削ります。無料版から試せます(米ドル建てのため請求額は為替で変わります)。

相談する:文脈ごと扱うなら汎用AI

「この英文、失礼にならない断り方に直して」「この技術文書を営業向けに要約して」のように、翻訳と編集が混ざった仕事は ChatGPT や Claude の領分です。訳すだけでなく、トーンや目的に合わせて作り直せるのが翻訳専用ツールとの違いです。そのぶん、データの扱いはプランごとの確認が要ります(学習利用の記事参照)。

導入の順番

  1. まず自分の翻訳作業の種類を数える(読む・書く・相談する、どれが多いか)
  2. 多い種類の専用ツールを無料版で自分の実際の文書を使って試す
  3. 業務データを流すと決めたら、データの扱いが明記されたプランに上げる
  4. チーム展開するなら、SSO や請求書払いなどの法人要件を確認する

この順で進めば、「なんとなく無料版を使い続けて、ある日規程に引っかかる」という一番よくある事故を避けられます。

まとめ

  • 翻訳AIの業務利用は、品質より先にデータの扱いを決める
  • 無料版と有料版で保証が違う。社外秘は明記のあるプランで
  • 道具は3系統:読む(DeepL)/ 書く(Grammarly)/ 相談する(汎用AI)
  • 用語の統一は自動では担保されない。用語集の整備は人の仕事

翻訳・多言語カテゴリのツール一覧にあります。

各ツールの向き・不向き

DeepL

DeepL SE

英文の読み書きで止まる時間をなくし、下訳を数秒で用意する

導入難易度
すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
利用者規模
個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
無料プラン
無料プランあり
料金
無料版あり / Individual 月額1,380円(年払いなら月あたり1,150円)/ Team 1ユーザー月額4,500円(年払い3,750円)/ Business 1ユーザー月額9,000円(年払い7,500円)/ Enterprise は要問い合わせ。いずれも税込。旧 Starter / Advanced / Ultimate は現行のプランではない。DeepL Write Pro はアドオン(1ユーザー月額1,450円・年払いなら1,150円)公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • 海外拠点・取引先とのやり取りが日常的にある人
  • 英文資料を読む量が多い職種
  • まず無料で精度を確かめたい人

こんな人には向かない

  • 無料版のまま業務文書を扱いたい(翻訳データがサーバーに残る)
  • 専門用語の統一を自動で担保したい(用語集の整備が別途要る)

無料プランで使い勝手を確認するDeepL の公式サイトが開きます

DeepL の詳細(料金・法人要件・向き不向き)DeepL の代替調査記事

Grammarly

Grammarly, Inc.

英文メールや資料の言い回しを書きながら直せるので、送る前に読み返す時間が減る

導入難易度
すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
利用者規模
個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
無料プラン
無料プランあり
料金
Free 無料(月100プロンプト・基本的な誤字脱字チェック)/ Pro 月額30ドル(年払いなら月あたり12ドル・7日間の無料トライアルあり)/ Enterprise 要問い合わせ。米ドル建てのため実際の請求額は為替と決済経路で変わる公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • 英語で書く機会がある
  • 社内の文体を揃えたい
  • 無料で試してから決めたい

こんな人には向かない

  • 日本語の文章を直したい(英語向けの製品)
  • 無料枠だけで実務を回したい(月100プロンプト)
  • SSOやDLPが必要(Enterpriseプラン限定)

無料プランで使い勝手を確認するGrammarly の公式サイトが開きます

Grammarly の詳細(料金・法人要件・向き不向き)Grammarly の代替

ChatGPT

OpenAI

文章作成・要約・Excelの相談を1つの窓口で片づける

導入難易度
すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
利用者規模
個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
無料プラン
無料プランあり
料金
Free 無料 / Go(金額は公式料金ページの本文で確認できず)/ Plus 月額20ドル / Pro 月額200ドル / Business 1ユーザー月額25ドル(年払いなら20ドル・最低2ユーザー)/ Enterprise は要問い合わせ。2026年8月23日の 1ドル=158.965円 で換算すると Plus 約3,179円、Pro 約31,793円、Business 約3,974円(年払い約3,179円)。実際の請求額は決済時の為替と販売経路で変わる公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • まずAIを業務で試したい会社員
  • 社内に展開する際、日本語の解説が多いほうがよい
  • 定型でない作業の相談相手が欲しい

こんな人には向かない

  • 音声の文字起こしを前提とした業務フローに単体で組み込みたい
  • 出力の確認工程を省きたい

無料プランで使い勝手を確認するChatGPT の公式サイトが開きます

ChatGPT の詳細(料金・法人要件・向き不向き)ChatGPT の代替

Claude

Anthropic

文字起こし済みのテキストを、そのまま配れる議事録の形に整える

導入難易度
すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
利用者規模
個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
無料プラン
無料プランあり
料金
Free 無料 / Pro 月額22ドル(年払いなら月あたり18ドル・年額220ドル)/ Max 5x 月額110ドル / Max 20x 月額220ドル / Team・Enterprise は要問い合わせ(Team Standard / Premium の金額は公式料金ページの本文で確認できず)。地域によって現地通貨で表示される場合があるため、実際の購入画面の金額を優先すること公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点

こんな人に向いている

  • すでに文字起こしの手段があり、要約の品質を上げたい
  • 議事録以外(メール・資料読解・調査)にも同じ契約を使い回したい

こんな人には向かない

  • 音声から文字起こしまで任せたい(単体ではできない)
  • 会議への自動参加・自動録音が必要

無料プランで使い勝手を確認するClaude の公式サイトが開きます

Claude の詳細(料金・法人要件・向き不向き)Claude の代替

よくある質問

AI翻訳の品質は業務に耐えますか?
下訳としては十分実用になっている、というのが一般的な使われ方です。ただし契約書や対外的な公式文書では、訳語の統一や法的なニュアンスの確認が要るため、AIの出力を最終版とせず人の確認を挟む運用が前提です。当サイトは品質の優劣を測定していないため、無料版で自分の文書を試すことを勧めます。
社内の用語(製品名・部署名)がうまく訳されません
用語の統一は翻訳AIの標準機能だけでは担保されず、用語集の整備が別途必要になります。DeepLの台帳にも「専門用語の統一を自動で担保したい場合は用語集の整備が要る」旨を向き不向きとして記載しています。

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