マーケティング業務のAIは「作る系」から|制作系と分析系で導入の重さが違う
こんな人向け:マーケティング・販促の担当で、AIをどこから業務に入れるか決めかねている人
情報確認:2026年8月30日 料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。 当サイトでは料金情報を90日ごとに再確認する運用にしています(確認方針)。
比較表:どれが自分に合うか
| ツール | 向いている人 | 導入難易度 | 利用者規模 | 無料プラン | 料金 |
|---|---|---|---|---|---|
| Canva | 資料の見た目を整える時間を減らしたい人 | すぐ使える | 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業 | 無料プランあり | 4プラン無料プランあり一部料金公開 |
| Adobe Firefly | 商用利用の可否を明確にしたい企業 | すぐ使える | 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業 | 無料プランあり | 4プラン無料プランあり料金公開 |
| Jasper | マーケティング原稿の本数が必要な部門 | すぐ使える | 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業 | 無料枠・試用のみ | 複数プラン無料枠・試用のみ一部料金公開 |
| KARTE国内 | 自社サイトやECの改善を継続的に回している部門 | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | なし | 個別見積無料プランなし料金非公開 |
| HubSpot Marketing Hub | マーケティングと営業のデータを1つにまとめたい | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | 無料プランあり | 複数プラン無料プランあり料金公開 |
| ChatGPT | まずAIを業務で試したい会社員 | すぐ使える | 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業 | 無料プランあり | 複数プラン無料プランあり一部料金公開 |
料金・機能は変動します。契約前に必ず各公式サイトで最新の条件をご確認ください。 評価の付け方は評価基準に掲載しています。
業務のどの工程を任せられるか
- 1施策・訴求案の作成
- 2原稿の作成
- 3画像・クリエイティブ制作
- 4配信・接客の実行
- 5効果の計測・分析
| ツール | 施策・訴求案の作成 | 原稿の作成 | 画像・クリエイティブ制作 | 配信・接客の実行 | 効果の計測・分析 |
|---|---|---|---|---|---|
| Canva | 記載なし | 対応 | 対応 | 対応 | 記載なし |
| Adobe Firefly | 記載なし | 記載なし | 対応 | 記載なし | 記載なし |
| Jasper | 対応 | 対応 | 対応 | 記載なし | 対応 |
| KARTE国内 | 記載なし | 記載なし | 対応 | 対応 | 対応 |
| HubSpot Marketing Hub | 記載なし | 対応 | 記載なし | 対応 | 対応 |
| ChatGPT | 記載なし | 対応 | 対応 | 記載なし | 対応 |
案出しと原稿は汎用AI、画像は生成ツール、配信と計測はマーケティング基盤と、工程ごとに担当が分かれます。数を出す工程ほどAIの効果が出やすく、最終判断は人が持ちます。
「記載なし」は「できない」という意味ではありません。 提供元の公表情報で確認できた工程だけに「対応」を付けています 。 記載のない工程は各公式サイトでご確認ください(確認方針)。
同じ「マーケAI」でも、入口の高さが違う
マーケティング向けのAIツールを調べ始めると、無料で今日使えるものと、問い合わせないと料金すら分からないものが同じ文脈で並んでいます。これは情報が悪いのではなく、製品の系統が2つあるからです。
制作系 — バナー、広告文、SNS画像、LP原稿を「作る」ツール。個人で試せる。
分析系 — 顧客の行動データを解析し、施策を出し分ける基盤。法人導入のプロジェクト。
この2つを同じ比較表で見ると、必ず混乱します。
制作系:今日試せて、効果も見えやすい
画像なら Canva(デザインの心得がなくても体裁の整ったものを作る)と Adobe Firefly。Firefly は権利面の確認を含めて内製できる状態にすることを掲げていて、商用利用の不安に正面から答えに行く姿勢が特徴です。どちらも無料枠から始められます。
文章なら、広告文・記事原稿をブランドの言い回しを保ったまま量産する Jasper が専用型です(無料版はなく7日間トライアルのみ・米ドル建て)。汎用AI(ChatGPT等)でも下書きは作れるので、「量とブランド統一が必要になったら専用型」という順番が自然です。
制作系の共通点は、効果測定が単純なこと。1本のバナーにかかる時間が何分から何分になったか。試して数えれば投資判断が終わります。
注意はクレジット制です。Firefly の無料枠は月25クレジットで、「無料のまま業務で使い続ける」用途には足りません。無料枠の性質は無料プランとトライアルの違いで整理しています。
分析系:目的を固めてから見積へ
KARTE はサイト訪問者の行動をリアルタイムに把握し、一人ひとりに合わせた接客を出し分ける基盤です。料金は個別見積。顧客データとサイトへの組み込みが前提なので、導入は情シス・開発を巻き込むプロジェクトになります。
HubSpot Marketing Hub は中間的な位置で、見込み客の管理からメール配信までを1か所で回し、AIが文面やコンテンツの下書きを用意します。無料プラン(2ユーザーまで)から入れる一方、Professional 以上は導入支援が別途必須と公表されており、上に行くほど分析系の重さになる構造です。
分析系の検討で最初に決めるのはツールではなく、改善したい数字です。CVR か、離脱率か、リピートか。それが決まって初めて、見積の条件(揃える5項目)が作れます。
始める順番
- 制作系を1つ、今日試す — 一番時間を食っている制作物(バナーか原稿か)で
- 効果を数える — 制作時間の前後比較。これが次の稟議の根拠になる
- 分析系は数字の目的を固めてから — 目的なしの見積依頼は、提案書が積まれるだけで終わる
制作系で小さく実績を作ってから分析系へ。この順番なら、どの規模の会社でも止まらずに進めます。
まとめ
- マーケAIは制作系(今日試せる)と分析系(法人プロジェクト)の2系統
- 制作系は効果測定が単純。時間の前後比較で投資判断が終わる
- 画像生成は商用利用の条件とクレジット制の上限を確認
- 分析系は「改善したい数字」を固めてから見積へ
マーケティングカテゴリの一覧へ。各ツールの料金の公表状況は下のカードから確認できます。
各ツールの向き・不向き
Canva
Canva Pty Ltd
資料やSNS用の画像を、デザインの心得がなくても体裁の整った状態で作る
- 導入難易度
- すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
- 利用者規模
- 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- Canva(無料版)あり(年払い1人あたり0円)/ Canvaプロ 年額11,800円(1人あたり)/ Canvaビジネス 年額18,800円(1人あたり)/ Canvaエンタープライズ は要相談。いずれも公式の日本語料金ページの年払い表示公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 資料の見た目を整える時間を減らしたい人
- SNS用の画像を内製したいチーム
- まず無料で試したい人
こんな人には向かない
- 無料版のまま社外配布物を作りたい(有料版の素材・機能との差がある)
- 文章の構成そのものをAIに考えさせたい場合(別のツールが向く)
無料プランで使い勝手を確認するCanva の公式サイトが開きます
Adobe Firefly
Adobe Inc.
資料や販促物の画像を、権利面の確認を含めて内製できる状態にする
- 導入難易度
- すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
- 利用者規模
- 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- Firefly Free 無料 / Firefly Standard 月額1,580円(税込)/ Firefly Pro 月額3,180円(税込)/ Firefly Pro Plus 月額6,600円(税込・初年度は30%OFFの月額4,617円、2026年10月12日まで)。公式の日本語ページの円建て表示。Premium は現在の日本語ページに掲載なし公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 商用利用の可否を明確にしたい企業
- すでに Adobe 製品を使っている部門
- まず無料枠で試したい人
こんな人には向かない
- 無料のまま業務で使い続けたい(25クレジットのみ)
- 動画生成や高品質モデルを多用したい(クレジットを消費する)
- 2023年9月より前のベータ版で作った画像を商用に使いたい場合
無料プランで使い勝手を確認するAdobe Firefly の公式サイトが開きます
Jasper
Jasper AI, Inc.
ブランドの言い回しを保ったまま、広告文や記事の原稿を量産する
- 導入難易度
- すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
- 利用者規模
- 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料枠・試用のみ
- 料金
- 公式の料金ページに掲載されているプランは Pro / Business の2つ(Enterprise は現在の料金ページに掲載なし)。Pro は1シート月額69ドル(年払いなら月あたり59ドル)。2026年8月23日の 1ドル=158.965円 で換算すると月あたり約10,965円(年払い約9,379円)。Business は要見積(Contact Sales)。7日間の無料トライアルあり公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- マーケティング原稿の本数が必要な部門
- 複数人でトーンを揃えて書きたいチーム
- 英語圏向けのコンテンツが中心の組織
こんな人には向かない
- 無料で試したい(無料版は無く、7日間のトライアルのみ)
- 日本語コンテンツが主目的の場合(国産ツールと比較すること)
- 汎用AIで足りる用途
無料プランで使い勝手を確認するJasper の公式サイトが開きます
KARTE
株式会社プレイド / 国内製品
サイト訪問者の行動をリアルタイムに把握し、一人ひとりに合わせた接客を出し分ける
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- なし
- 料金
- 非公開。問い合わせからの個別見積非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 自社サイトやECの改善を継続的に回している部門
- 顧客データを施策に直結させたいマーケティング組織
- 国内のCXプラットフォームを検討している企業
こんな人には向かない
- 予算を先に固めたい(料金非公開)
- サイトへの訪問数がまだ少なく、行動データが溜まらない段階
- 個人・小規模での利用
公式サイトで詳細を確認するKARTE の公式サイトが開きます
HubSpot Marketing Hub
HubSpot, Inc.
見込み客の管理からメール配信までを1か所で回せて、AIが文面やコンテンツの下書きを用意する
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- 無料 0円(2ユーザーまで・クレジットカード不要)/ Starter 1シート月額840円〜(年払いなら月2,400円・最低利用料金あり)/ Professional 月額96,000円(年払い106,800円・3コアシート込み。**導入支援360,000円が別途必須**)/ Enterprise 月額432,000円(5コアシート込み。**導入支援840,000円が別途必須**)。AIはクレジット制で Starter 500 / Professional 3,000 / Enterprise 5,000 を含み、追加は1,000クレジット1,080円(年払い時)公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- マーケティングと営業のデータを1つにまとめたい
- 無料から始めて段階的に広げたい
- 円建ての価格で予算を組みたい
こんな人には向かない
- 小さく始めて安く済ませたい(Professional以上は導入支援が別途必須)
- AI機能をクレジット消費なしで使いたい
無料プランで使い勝手を確認するHubSpot Marketing Hub の公式サイトが開きます
HubSpot Marketing Hub の詳細(料金・法人要件・向き不向き) / HubSpot Marketing Hub の代替
ChatGPT
OpenAI
文章作成・要約・Excelの相談を1つの窓口で片づける
- 導入難易度
- すぐ使えるアカウント登録だけで試せる
- 利用者規模
- 個人 / チーム / 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- Free 無料 / Go(金額は公式料金ページの本文で確認できず)/ Plus 月額20ドル / Pro 月額200ドル / Business 1ユーザー月額25ドル(年払いなら20ドル・最低2ユーザー)/ Enterprise は要問い合わせ。2026年8月23日の 1ドル=158.965円 で換算すると Plus 約3,179円、Pro 約31,793円、Business 約3,974円(年払い約3,179円)。実際の請求額は決済時の為替と販売経路で変わる公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- まずAIを業務で試したい会社員
- 社内に展開する際、日本語の解説が多いほうがよい
- 定型でない作業の相談相手が欲しい
こんな人には向かない
- 音声の文字起こしを前提とした業務フローに単体で組み込みたい
- 出力の確認工程を省きたい
無料プランで使い勝手を確認するChatGPT の公式サイトが開きます
よくある質問
- 生成した画像を広告や販促物に使っても問題ありませんか?
- ツールごとに商用利用の条件が違うため、利用規約の確認が前提です。Adobe Fireflyは「権利面の確認を含めて内製できる状態にする」ことを打ち出しているツールで、こうした姿勢の違い自体が選定材料になります。最終判断は各ツールの現行規約で行ってください。
- 分析系(KARTEなど)は小さく試せないのですか?
- 顧客データとサイトへの組み込みが前提になるため、制作系のような「個人で今日試す」形にはなりにくい領域です。料金も個別見積が中心なので、目的(何の数字を改善したいか)を固めてから見積に進む順番になります。
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