「またその質問か」を減らすAI|社内問い合わせ対応の自動化は3方式ある
こんな人向け:総務・情シス・経理などで、社内からの同じ質問への対応に時間を取られている人
情報確認:2026年8月30日 料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。 当サイトでは料金情報を90日ごとに再確認する運用にしています(確認方針)。
比較表:どれが自分に合うか
| ツール | 向いている人 | 導入難易度 | 利用者規模 | 無料プラン | 料金 |
|---|---|---|---|---|---|
| Helpfeel国内 | FAQを用意しているのに問い合わせが減らない組織 | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | なし | 3プラン無料プランなし一部料金公開 |
| PKSHA AI ヘルプデスク国内 | 社内からの問い合わせで担当者の時間が奪われている部門 | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | なし | 個別見積無料プランなし料金非公開 |
| ChatSense国内 | 社内資料が複数の場所に散っていて探すのに時間がかかる | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | 無料プランあり | 複数プラン無料プランあり一部料金公開 |
| Glean | 情報が Microsoft 365 / Slack / Box などに散っている組織 | 管理者・情シスの対応が必要 | 大企業 | なし | 個別見積無料プランなし料金非公開 |
| Guru | 社内の情報が複数のツールに散っている | 管理者・情シスの対応が必要 | 中小企業 / 大企業 | 要確認 | 個別見積要確認料金非公開 |
料金・機能は変動します。契約前に必ず各公式サイトで最新の条件をご確認ください。 評価の付け方は評価基準に掲載しています。
業務のどの工程を任せられるか
- 1質問の受付
- 2規程・マニュアルの検索
- 3根拠つきの回答
- 4担当者への引き継ぎ
- 5Teams・Slackの中で使う
| ツール | 質問の受付 | 規程・マニュアルの検索 | 根拠つきの回答 | 担当者への引き継ぎ | Teams・Slackの中で使う |
|---|---|---|---|---|---|
| Helpfeel国内 | 対応 | 対応 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| PKSHA AI ヘルプデスク国内 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| ChatSense国内 | 記載なし | 対応 | 対応 | 記載なし | 記載なし |
| Glean | 記載なし | 対応 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| Guru | 記載なし | 記載なし | 対応 | 記載なし | 対応 |
社内ヘルプデスクは「回答の正しさ」より「根拠の文書を示せるか」と「答えられない時に人へ渡せるか」で選びます。普段使うチャットの中で使えるかどうかも定着を左右します。
「記載なし」は「できない」という意味ではありません。 提供元の公表情報で確認できた工程だけに「対応」を付けています 。 記載のない工程は各公式サイトでご確認ください(確認方針)。
問い合わせ対応は「業務」ではなく「割り込み」
経費精算のやり方、PCの設定、社内規程の場所。総務や情シスに届く質問の多くは、答えがどこかに書いてあるものです。それでも聞かれるし、聞かれれば答える。1件5分でも、割り込みとして届くので集中が切れ、実際の負担は時間以上になります。
この問題への AIツールは、実は3方式に分かれています。方式が違えば、導入の重さも効き方も違います。
方式1:FAQを「探せる」状態にする
質問が来る前に、自己解決される状態を作る方式です。
Helpfeel はこの型の代表で、FAQを「探せる」状態にして、同じ質問への問い合わせ自体を減らす設計です。ポイントは、FAQが「ある」ことと「見つかる」ことの間の深い溝。質問者は「立替金 精算」ではなく「お金 返してもらう」と検索するかもしれない。この言葉のずれを吸収するのがこの方式の仕事です。
料金は初期費用+月額のパッケージで個別見積。FAQの構築・運用改善のサポート込みの導入になるため、FAQの数と問い合わせ量がある組織向けです。
方式2:チャットの中で自動回答する
質問の場所(Teams / Slack)に、答える側を置く方式です。
PKSHA AI ヘルプデスクは、総務・情シスに集まる社内問い合わせを Teams や Slack の中で自動回答させる設計。質問者の行動を変えずに済む(いつものチャットで聞くだけ)のが強みで、そのぶん導入は情シスの対応とチャット基盤との接続が前提になります。料金は個別見積です。
方式3:社内の資料そのものに答えさせる
FAQを作り込む代わりに、既にある資料を根拠に答えさせる方式です。
ChatSense は社内の Box や SharePoint にある資料を根拠にAIが答える設計で、探して読む時間そのものを消しに行きます。スターター0円(月30回まで)から試せる入口があるのは、この分野では貴重です。Glean は複数のSaaSを横断して「あの資料どこ」を解決する検索型(100席未満は対象外の条件があります)。Guru は答えを出典つきで返すため、根拠をたどれる状態が保たれます。
この方式の前提は、資料側がある程度整っていること。資料が古い・散らかっているままだと、AIは古い答えを堂々と返します。
選び方:問い合わせの中身を10件見る
方式選びに必要なのは、直近の問い合わせ10〜20件の分類だけです。
- 同じ質問が繰り返されている → 方式1(FAQを探せる形に)
- 質問がチャットに流れてきて拾いきれない → 方式2(チャット内で自動回答)
- 答えが資料のどこかにあるが、探すのが大変 → 方式3(資料に答えさせる)
この分野は個別見積のツールが多いので、分類結果と対象人数を持って見積に進むと話が早くなります(見積前に揃える5項目)。小さく確かめたいなら、方式3の ChatSense の0円枠が数少ない「今日試せる」入口です。
まとめ
- 社内問い合わせのAI化は3方式:FAQを探せる形に / チャットで自動回答 / 資料に答えさせる
- 方式は製品の好みでなく、直近の問い合わせの中身で決める
- 資料に答えさせる方式は、資料の鮮度と権限設計が前提
- 個別見積が中心の分野。分類結果と人数を揃えてから問い合わせる
社内ヘルプデスクカテゴリの一覧へ。ナレッジ管理側の比較はナレッジAI比較の記事にあります。
各ツールの向き・不向き
Helpfeel
株式会社Helpfeel / 国内製品
FAQを「探せる」状態にして、同じ質問への問い合わせ自体を減らす
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- なし
- 料金
- FAQ記事数に応じた3つの基本プラン(「Helpfeel FAQ」利用時の料金例): 〜200記事プラン 初期費用・月額費用ともに問い合わせ / 〜400記事プラン 月額380,000円〜(税別・初期費用は問い合わせ)/ 〜600記事プラン 月額520,000円〜(税別・初期費用は問い合わせ)。全プランに専任サポートが付き、拡張機能(対話型AIエージェント・VoC分析など)は別途料金公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- FAQを用意しているのに問い合わせが減らない組織
- シナリオ分岐の作り込みを避けたい運用担当
- 顧客向けサポートの負荷を下げたい部門
こんな人には向かない
- 予算を先に固めたい(料金非公開・初期費用と月額の個別見積)
- FAQの元になる情報がまだ整理されていない組織
公式サイトで最新の料金を確認するHelpfeel の公式サイトが開きます
PKSHA AI ヘルプデスク
株式会社PKSHA Technology / 国内製品
総務・情シスに集まる社内問い合わせを、Teams や Slack の中で自動回答させる
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- なし
- 料金
- 非公開。資料請求・問い合わせからの個別見積非公開・要問い合わせ / 2026-09-04 時点
こんな人に向いている
- 社内からの問い合わせで担当者の時間が奪われている部門
- Microsoft Teams / Slack を全社で使っている企業
- 社内ドキュメントは揃っているが探されていない組織
こんな人には向かない
- 予算を先に固めたい(料金非公開・資料請求が前提)
- 個人・小規模事業者(大企業中心の導入実績)
- 社内ドキュメント自体が整備されていない状態
公式サイトで詳細を確認するPKSHA AI ヘルプデスク の公式サイトが開きます
ChatSense
株式会社ナレッジセンス / 国内製品
社内のBoxやSharePointにある資料を根拠にしてAIが答えるので、探して読む時間が要らなくなる
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 無料プランあり
- 料金
- スターター 0円(月30回まで・クレジットカード不要)/ ビジネス 1人あたり月額980円〜 / エンタープライズ 要見積。公式サイトに税込・税抜の明記はない公式サイトで確認 / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 社内資料が複数の場所に散っていて探すのに時間がかかる
- ChatGPTを会社として安全に使いたい
- 部門ごとに専用のAIを用意したい
こんな人には向かない
- 個人で使いたい(法人向けのため想定外)
- 無料枠だけで実務を回したい(スターターは月30回まで)
無料プランで使い勝手を確認するChatSense の公式サイトが開きます
Glean
Glean Technologies, Inc.
複数のSaaSを横断して社内の情報を探し、「あの資料どこ」に費やす時間をなくす
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 大企業
- 無料プラン
- なし
- 料金
- 公式サイトに料金の掲載がなく、デモと問い合わせから始まる。要問い合わせ非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 情報が Microsoft 365 / Slack / Box などに散っている組織
- 社内問い合わせの多くが「場所を教えて」で占められている部門
- 既存の権限設定を崩さずに横断検索を入れたい情シス
こんな人には向かない
- 100席未満で導入したい(最小席数の条件がある)
- 予算を先に固めたい(料金非公開)
- 連携対象のSaaSをまだ集約できていない組織
公式サイトで詳細を確認するGlean の公式サイトが開きます
Guru
Guru Technologies, Inc.
社内の情報を出典つきで返すので、答えの根拠をたどれる状態のまま質問に答えられる
- 導入難易度
- 管理者・情シスの対応が必要法人契約や既存システムとの連携が前提
- 利用者規模
- 中小企業 / 大企業
- 無料プラン
- 要確認
- 料金
- 公式サイトに具体的な金額の掲載がなく、「組織の規模、知識の複雑さ、AI成熟度に合わせてカスタマイズされた価格」との記載のみ。無料プランの記載も確認できていない非公開・要問い合わせ / 2026-09-05 時点
こんな人に向いている
- 社内の情報が複数のツールに散っている
- 回答の根拠を残したい
- 入力データを学習に使われたくない
こんな人には向かない
- 料金を先に把握してから検討したい(公式サイトに金額の記載が無い)
- 日本語の情報が多いほうがよい
公式サイトで詳細を確認するGuru の公式サイトが開きます
よくある質問
- FAQは既にあるのに問い合わせが減りません。ツールを変えれば減りますか?
- FAQが使われない原因の多くは「存在」ではなく「探せない」ことです。質問する側の言葉とFAQの見出しの言葉が一致しないと、検索しても出てきません。Helpfeelはまさにこの「探せる状態にする」ことを設計の中心にしたツールで、方式選びの前に、いまのFAQが検索されているか(検索ログ)を見ると原因が特定できます。
- 社内資料をAIに読ませて大丈夫ですか?
- この分野のツールは社内利用が前提の設計ですが、資料の中に人事・機密情報が混ざっていると、検索で意図せず露出する事故が起こりえます。どの範囲の資料を読み込ませ、誰がどこまで見られるかの権限設計を、導入時の必須項目としてください。
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